この記事は、人生でスピリチュアル体験をたくさんしてきた著者が「ぴったり当たる凄すぎる占いって本物なの?占いに騙されない方法」をテーマに記事を書きます。
特に、この記事の後半で解説している「占い師と霊能力」については他のサイトであまり触れられることがない内容を含んでいますので、ぜひご覧いただけましたら幸いです。
さて、「占いに騙されないで」というフレーズをタイトルに付けていますが、これは占い自体が嘘という趣旨ではありません。占いは古代から存在する人類の英知のひとつであり、統計によって体系づけられてきたものです。なので、内容にもよりますが、人類規模の占いについては統計的に十分ありうる話と思っています。
そこで、私自身の体験談をひとつお話しましょう。
ある年の10月ごろにYoutubeの某占星術チャンネルの運勢予告動画を視聴しました。そこでは、「11月上旬から星の位置によって急にマイナスの運勢になりやすく11月下旬にそこから脱出します。この期間は電気的な問題が起こりやすいです」と解説されていました。
これを見て「そんなの自分にはあてはまるわけないだろ・・・。まぁ統計だから一定数の人に当たるとしても世の中の全員ではないし。」と思っていたのですが、ぴったり予告通りな現実がきてびっくりしたことがあります。
11上旬から11月下旬の期間にろくなことが起きず、おまけにその間はスマホは充電できなくなるわ、PCが故障して起動できなくなるわで、信じられない電気的な問題が次々と発生し、11月下旬になるとそれが収まりました。
このように、占星術には星による人への影響を学問することで未来を予測できる、太古からの統計の英知があると言っても決して過言ではないのです。
しかし、個人レベルの恋愛相手のことやリーディング等で「信じられないほどよく当たる占い」「ズバズバ言い当てる占い」という占いの場合、話が少し違います。
個人レベルで知るはずのない他人の情報が驚くほどよく当たる占いというものは、占いのように見せかけて、実のところ占星術・占い以外の方法によってアドバイスしているケースが多いのでは?と私には思えてしまうわけです。
たとえば、恋愛相談をして何一つ占い師に相手の情報を与えていない状態で、次のように言ってきたらどうでしょうか?
「あの人には恋人がいて、周2回程度相手と会っています」
「彼は資産家の息子でゴルフが得意。バツ1のようですね」
これはもう、占いの域を超えていますね。。
占いやスピリチュアルが生業・本業の方であれば、占いにはまるのは至極まっとうなことですが、相談者として占いに過度に依存し過ぎる方の場合、占いのはまり過ぎには気を付けたほうが良いかもしれません。
占いは過度に依存せず、ほどほどに・・・がベストのように思っています。その理由をこれから書かせていただきますね。
ズバり当たる占い師のアドバイスは本当に占いによるのか?
凄腕の占い師によってあなたの状況を次から次へとズバズバと言い当てられる場合、実は占い師の方は次のような方法でアドバイスしている可能性があります。
コールドリーディング(よく当たる占いテクニック①)
コールドリーディングとは、有名な話術テクニックのひとつで、事前の情報がほとんどないのに、服、表情、しぐさ等の外観で、収入面や清潔さを観察したり、誰にでも当てはまる質問をして相談者の内面を探り出し、言い当てるテクニックです。
たとえば相談者がオメガやロレックス等の高級ブランド時計をつけていると、お金持ちの習慣や統計をもとにアドバイスできるというわけです。
そのあとに、情報をもとに質問を投げかけることで、相談者のヒントとなる情報を自らしゃべらせるわけです。そして、引き出せた情報をつなぎあわせて、そこから相談者の知られざる実態を予測することができます。
実は何もしゃべってないのではなく、会話のなかで自らヒントをしゃべって提供しているわけです。
このようにコールドリーディングでは相談者に「すごい!私のことをよく知っている!!」と信じさせる話術や観察法です。これ、占星術ではないですよね。
なので、コールドリーディングによる占いは相談者のことをたいしてよくわからないのに、いかにもいろいろと知っているかのように思わせるテクニックともいえるでしょう。
バーナム効果(よく当たる占いテクニック②)
バーナム効果とは、誰にでも当てはまる質問を問いかけることで、相談者に信じ込ませるテクニックです。
たとえば、「あなたは近頃ひとりで恋愛に悩んで人に話せないでいますね。でも、本当は誰かに話を知ってほしい」などと言うと、たいていは「そう!その通りです!!」と思ってしまう傾向にあります。
そうすれば、バーナム効果を使わない場合より恋愛の相性について話を受け入れやすくなります。
結果として心を開いてしまい、次から次へと自分のことを話してしまいます。そしてそのうちに、占い師に人物像としてのデータを提供し、あなたしか知らないはずのことをある程度言い当てて、あなたは凄いと思うわけです。
霊能力(よく当たる占いテクニック③)
さて、ここからが本題です。
一般的な「占いテクニック」を解説するサイトは、”占い師がまるで霊能力があるかのように騙しているので気を付けましょう”と解説されることもあります。
これはこれで善意の意味で忠告してらしゃるのでしょう。また、実際に占い師で霊能力がないのにあるかのように騙すケースもあるようですので、たしかに注意は必要です。
しかし、あえて言わせていただきますが、実力がトップクラスで本当に何でもズバズバ言い当てる占い師の方というのは、上記のようなコールドリーディングとかバーナム効果など頼らずともできてしまうと思っています。
それは、本当に何でもズバズバ言い当てる占い師の方というのは、本物の霊能力を持っている可能性があるからです。
そう、占星術のアドバイスのように見せかけて、実は霊能力を使ってアドバイスしている・・・というトップクラスの占い師の方は少なくないと思います。
一般人に「霊能力がある」と正直に言ってしまうと「霊能力?この人怪しいな・・・」とひいてしまう人が多いので、霊能力を伏せている場合も少なくないと思って良いでしょう。
なぜ、一部の占い師は霊能力を隠す必要がある?
それにしても、なぜわざわざ一部のトップクラスの占い師は「霊能力」を隠す必要があるのでしょうか?
世間一般で「霊能力はインチキ・怪しい」と信じている人が多い
ある程度スピリチュアル系に詳しい人や本物の霊能者に会ったことがある方であれば、霊能力の実在を知っています。
これは信じる信じないの問題ではなく、本物の霊能者と偽物が存在するという事実を知っているという状態です。
一方で、知らない人の中で「霊能力は100%全てインチキ・怪しい」と決めつけている方も世の中には多いので、占い師が霊能を表に出さないことがあるのは、ある意味仕方ないことだと思っています。
占いが外れたときに「あれはただの占いです」と言い訳しやすい
霊能力で100%相手のリーディングがぴったり当たるとは限りません。どのような優れた人であっても、霊能力によるリーディングで間違えることはあります。
そのため、霊能力によるリーディングが外れた場合は、「あれはただの占いです」と言い訳しやすいからともいえます。
一般社会で受け入れてもらいやすい
「この人は霊能者のAさんです」と紹介されるのと「この人は霊視による占い師のAさんです」というのと「この人はスゴ腕の占い師のAさんです」と言われるのでは、一般社会やメディアに与える印象は大きく違います。
そのため、霊能力を隠しているほうが、一般社会に受け入れられると思って良いでしょう。
超能力を持っているトップクラスのマジシャンは、超能力を隠している
なぜ、この記事で書いている内容を主張できるのかというと、それには根拠があります。
実はトップクラスのマジシャンの世界ではすでに超能力を持っているのに、それを隠して「これはマジックです」と一般に説明する人が少なくないからです。
ある凄腕のマジシャンは超能力を使っているのにYoutubeで「これは超能力に見せかけたトリックです」と解説しています。しかし、そのコメント欄では「トリックなんてぜったい嘘!超能力であるのにまだ隠せると思っているんですか?」という趣旨のコメントが殺到しています。
また、学研ムー編集長の三上丈晴さんによれば、アメリカのトップクラスのマジシャンの一部は超能力を使っていて、それを隠して表向きにはマジックと説明しているといいます。また、日本にもそのような方は存在しています。
これについては既にnoteに詳しい実例を交えた記事を書きましたので、ぜひご覧くださいませ。
https://note.com/spiritual_taiken/n/nbfbb6d7d8a32
このように、トップクラスのマジシャンでありながら超能力を隠している人は多いので、占いの世界で霊能を隠している占い師が少なくないのは自然は話といえるでしょう。
占い師に依存し過ぎない
ここで質問ですが、あなたは実際にカリスマ的な占い師を知って敬っていませんか?
その方を尊敬して相談すること自体に問題があるという意味ではありません。
もし仮にの話ですが・・・そのカリスマ占い師が本当は占いではなくコールドリーディングや霊能力、あるいは心理学によってあなたへのアドバイスがぴったり当たる場合であれば、その当たる能力は占星術や占いに起因するものではないということです。
しかし、そのことに気づかないでいると、「よく当たるこの占い師の占いメッセージは絶対に正しい」と過信し、カリスマ占い師の一斉配信する占いや占星術に過度に依存する状態になってしまいます。すると、 占いによって自分の選択をすべてゆだねてしまいます。
たとえば、今日のラッキーカラーとか今日のラッキーアイテムをエンタメ程度ではなく、それを金科玉条のごとく絶対的なものに見えてくることさえあります。
これは、一部の占い師の方自身が語っていることですが、占い師に依存し過ぎるのは避けたほうが無難です。そうなれば、アドバイスの通りにうまくゆかなかったときに占い師に責任転嫁してしまいます。
たとえ個人セッションはアドバイスとして的中率が高くても、一斉配信メッセージを絶対的に正しいと捉えるのではなく、そういう可能性があると捉えるようにすると良いのではないでしょうか。
インドには占星術の学校まであるそうです。そういう意味ではスピ系の人にとって占星術を学ぶことは意義がありますし、マイナスの運命を避ける気づきになります。
しかし、占いは統計学による未来の運命や生き方の指針を事前に知って備えるものであって、超能力のように個人個人の知らない情報をズバり言い当てるものとはある程度違います。
たとえば、個人を対象にする占いでも恋愛の相性判定など「YES/NO判定」や「5択程度のなかのひとつを選ぶ」のであれば、ある程度当たる可能性のある占いの範疇と思って良いでしょう。これはタロット占いや易などがそうです。しかし、普通は知り得ない具体的な情報をズバリ引き出すのは、果たして占いの範疇なのか言い難いところがあります。
占い師の先生は何によってそこまでアドバイスが当たるのか、本当に占星術だけによるものなのか? その根拠についてはあなたのほうから観察してみるのも良いかもしれません。
占いは過度に依存せずに適度に、と私個人は思っています。